【8月29日】 No.296 (福岡⇒山口⇒島根)
 ということで、今日で九州を脱出し、夜には予定通り敬くんとも別れることに。
 彼は親戚めぐりをしないといけないらしいので、以降ラストまで一人旅になる。
 今夜は松江の親戚の家に泊まるかと聞かれたけど、私は断りました。
 出雲大社を見に行きたいし、ひとりで自由に旅行してみたかった。
 あと、予算オーバーになってしまったけど、2万円を銀行からおろした。
 恐らくこれだけあれば、ラストまでは持つと思うし。

 10時半に博多を出発した私たちは、昼頃に門司を通過、山口県に入った。
 ちょうど1週間いた九州ともこれでお別れかと思うとちょっと寂しかった。
 熊本県あたりはほんと楽しかったので、あの辺りの印象が強いかもしれない。
 敬くんが餞別として、下関の「ふく寿司弁当」を買ってくれた。
 下関のふく寿司

 その後、長門市で1時間程足止めを食ったあと、長い長い山陰本線が始まった。
 長門市―益田―浜田の間で3時間、それから出雲市までは更に2時間かかる。
 いずれも1両編成のワンマン電車で、乗客もほとんどいなかった。
 日本海が綺麗だったので、何をするでもなく、ぼーっと眺めていました。
 そして20時半頃に、島根県の出雲市に到着。ここで敬くんと別れることに。
 なんかすごいあっさりとしてました。ちょっと悲しかったかな……

 それから駅を出ると、今夜の宿を探してあちこち歩き回りました。
 しかし、出てくる返事はすべて「今日は満室です……」ばかり。
 21時半過ぎには断念して、久しぶりに野宿決定になってしまった。
 こうなったら、せっかくだから出雲大社に行ってしまおうと思い立ち、
 メインのバッグと長崎関連の袋、伊勢の傘をロッカーに入れてから、
 一畑電鉄に30分ほど乗って、出雲大社に向かいました。

 23時前に、出雲大社前駅に到着。外に出てみると人が全く居なかった。
 5分ほど歩いくと大社の鳥居が見えて来たのでそのまま進んだ。
 拝観料とかいるのかなと思っていたのだけど、何だかタダで入れるみたい。
 入り口の前で野宿しようと思っていたのでこれは嬉しかったです。
 夜の出雲大社、入り口付近
 することもなかったので、夜の大社を散歩しました。
 まさかこんな場所で野宿することになるとは夢にも思っていなかったです。
 なんてバチ当たりな人間なんだろう、私(^^;

 上の図の中央からやや右下の辺りに広場みたいな場所がありまして、
 そこにベンチがあったのでそこで寝ようと思ったのですが、
 暫くすると何やら2つの明かりがちらちらとこちらに近づいてきました。
 ま、まさか、巡回の警備員だろうか!?と慌てて木陰に隠れました。
 何をやっているんだろう、私……(^^;

 <カレンダー> <前の日> <次の日>