【8月6日】 No.273 (兵庫⇒大阪⇒和歌山) |
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なんだかんだでなかなか眠れず、意識を失ったのは5時過ぎでした。
起きたのは8時半頃で、結局10時前まで家でゆっくりしてました。
妹(藍川 澪)がいつも以上に寂しがっていた。やっぱ、年中相手をしている
私がずっといないと暇なのだろうか? 次に家に戻るのはいつだろう?
西宮を出発して、大阪から環状線で天王寺を目指す。
ここまでは見知った庭のようなものなので、気分も盛り上がらなかった。
睡眠が足りないのもかなり大きいかもしれないが(^^;
けど、天王寺から和歌山あたりになってくるとさすがにまた田舎に入って来たなと実感。
御坊駅というところで、敬くんが「清姫の一夜寿司弁当」たるものを購入。意外に美味かった。
その後、16時頃に紀伊田辺に到着。
改札を出て駅舎を見ると、変な看板があった。
どうやらここは、南方熊楠や武蔵坊弁慶などの出身地らしい。
写真を取ったあと、敬くんは躍起になって弁当を探していた。
時刻表に書いてあった「紀州てまり弁当」が売ってないらしい。
余程それが悔しかったのか、30分ほどどこかへ居なくなってしまった。
私はやることがないので、ベンチでぼーっとしていた。
何だかわからないけど、USJの宣伝が妙に多く、それが目についた。
和歌山まで行くのでさえ2500円もかかるのに、
誰が大阪までわざわざ足を運ぶのだろう?
その時、どこからともなくTSUNAMIのピアノソロが流れてきた。
なんとなく、胸にきゅっと響いた。
私は、胸を打つようなピアノの曲が好きだ。
特にこの曲のピアノソロは初めて聴いたので尚更だと思う。
そして、また無駄に色々なことが頭に浮かんでくる。
この旅のこと、これからのこと、色んな人のことが。
今回はほんと色々と考えさせられることが多い。
いや、その為にこの旅行を続けていると言ってもいい。
自分の中にあるもやもやと正面から向かい合ってみたい。
1時間ほど足止めを食ったあと、新宮へ向けて再び出発する。
午前中に時刻表でまた面白い駅名を発見していた。
徳島の「おおぼけ」に続き、今回は「あっそ(朝来)」である。
面白いので是非写真に収めたかったんだけど、2両編成のうち、
なんと後ろの車両はドアが開かないらしく、そのことに気付いていなかった私は、
呆然と駅を眺めてました。和歌山……静岡よりテゴワイぞ(笑)
その後、本州最南端の串本駅を通過。是非そこから海を写真に取ろうと
思ったんだけど、海がない……どうなってるの?
どうやら、駅は微妙に内陸に位置していたらしい。
その辺りから徐々に暗くなってきて、紀伊勝浦あたりではすっかり
暗くなっていた。意地になった敬くんが駅弁を買いに走ったんだけど、
もはや外には明かりすら見えず。まだ19時なんですよ、一応(^^;
19時半頃に、今日の目的地である新宮に到着した。
ここは和歌山県の東端で、JR西日本と東海の境界線でもある。
それならば、それなりにすごい場所なのだろうと思っていたけど……
外に出てみたら、違う意味ですごい場所だった(汗)
いや、その……何もないんです。コンビニもない、街の明かりもない。
その瞬間、真面目に野宿を覚悟しました。
しかし、辛うじて今夜の宿を発見。今回もふたりで1万円。
敬くんは、チェックインの時に「月野 敬」という偽名を使った。
ホテルの人が「つきの様ですね?」と確認してるのが笑えた(笑)
その後、街を適当に散策する。敬くんは余程「めはり寿司」が食いたいのか、
ひたすら美味しくて安そうな店を探していた。実際には、居酒屋しかないんだけど。
私は敬くんをなんとか説得して「めはり寿司」は明日の朝買わせることにした。
暫くすると、スーパーを発見。実になんでも揃っているし、物価が妙に安い。
もしこの店がなかったら、ここの人達は日常生活を送れないのではなかろうかとまで思ってしまった。
なんとなく酒を飲みたい気分だったので、チューハイを一缶買った。
しかし、それがまずかったらしい。馬鹿みたいに酔ってしまった。
無駄に色々と考えすぎていたこと、ろくに飯を食っていなかったことが
祟ったのだろうか、たった一杯で泥酔状態になってしまった。
そして、隈さんや鈴花さんなどに無駄に電話を掛ける。
いや、無駄というよりは夏コミ中の身の振り方を話したかっただけだけなんだけど、
無駄に酔っていたせいか、迷惑を掛けてしまったかもしれない(^^;
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