DESIRE
『DESIRE』
(2000.9.2)(2001.3.4 加筆)
今更シリーズ第4弾『DESIRE』です。
この作品は、1994年にシーズウェアから発売されたもので、
今回は1998年にリメイクされた完全版をやりました。
内容は「DESIRE」と呼ばれる研究施設の謎を、
アルとマコトの2人の視点で明かして行こうというものです。
シナリオは剣乃ゆきひろ(現、菅野ひろゆき)氏。
最初、アル編とマコト編とあるので、
ゲーム中の1日ごとに交代で進めて行ったのですが、
個人的なものですが、マコト編がつまらなかったです。
マコト編の存在意義がわからないです。何を訴えたかったのだろう。
何か空回りしてるような気がして、のめり込めなかったです。
カイルに嫌なことされてばかりで、進めてて嫌なだけでした。
あと、このサイドで謎を明かしている部分が少なかったような気がして、
アル編をもっと細かく描写していって、次の○○○○編に突入してもよかったような。
本題についてですが、相当ネタバレしないと語れないので、書けません。
でも、反応装置について、ティーナと言う存在について考えると、
順番が逆になってるけど『YU-NO』と同じく相当考えさせられるものはあります(^^)
とにかく気になってあちこちのレビューなども見てみたのですが、
謎を詳しく読み込んでいくうちに、矛盾が矛盾を呼んでいるような気がして来ました。
OPムービーが暗に示しているものも見えて来ないし、
本編でそのような場面が無かったのもちょっと引っかかります。
あの装置は何の為にあったのだろう。具体的に表に出てきてないし、
少し含みを持たせすぎているような気がします。
何だか消化不良と言った感じです。
今回のお気に入りは、敢えて言うとティーナかな(^^;
無邪気で可愛かったです。
「アルぅ〜!」ってタックルしてくるのがなんとも。
最終的に評価点が低いのは、マコト編がどうもあれだったせいで、
かなりマイナスになってます(シナリオ・キャラ・システム面)
でも、サターン版ではマコト編ってどうなっていたんだろう・・・
と思って、『DESIRE』について論じてるHPを更に検索。
どうも、カイルの精神攻撃に変わってるみたいですね。
あと、声優さんも全キャラ違うみたい(これは18禁という指定たる故か^^;)
サターン版もやってみる必要があるかもしれないですね(^^;
◇DESIRE(完全版)
作者:シーズウェア
シナリオ:15
キャラ:14
CG:12
音楽:154
システム:16
総合点:71「B」
※各項目は、12点を標準として20点満点で採点しています。
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